ラジエーターキャップの役割

ラジエーターはキャップによって蓋をされていますが、単なる蓋ではなく重要な役割を持っています。水分は大気圧では100度で沸騰してしまいますので、ラジエーターにキャップがされていない状態では冷却液が100度前後で沸騰してしまいます。

 

エンジン内部は夏場では700度を超える高温となりますので、大気圧のままでは冷却装置としてはラジエーターの能力が低くなってしまいます。冷却効果を高めるには冷却水と外気温の差をできるだけ大きくすることが求められますので、ラジエーターキャップによって密閉し圧力をかけることで100度以上の温度になっても沸騰しないようにしているのです。単なる蓋ではなく、冷却水が熱によって膨張する性質を利用して圧力をかけるために必要なのです。

 

ですから、品質の悪いキャップでは十分に密閉することができませんので、本来の役割を果たすことができないのです。キャップ内にはゴムや弁が付いていますが、ゴムが劣化すると密閉が不十分となり、ラジエーターの性能が落ちてしまいます。また弁に関しては高温になって圧力が高まった際に抜くための装置ですから、劣化や動作不良があればラジエーターが性能を発揮できませんので、定期的に状態を確認する必要があるのです。